C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

へび座 セイファートの6つ子銀河(HCG79) 2回目

6月にモノクロ画像2枚撮影で中断となり、やっと撮り直しの機会がやってきた。下の写真はその撮り直した6つ子銀河で、小さくて何だかなぁーだが、銀河がくっ付きそうな距離で群れているのは分かる。
この夜の面の木は暑さ凌ぎの星空観望家族やカップルが多く、いつもの駐車場が満杯になるほどの盛況で、ひっきりなしの車の出入りが深夜まで続いた。
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発見時は6つ子銀河なのだが、その後の観測で4つの
銀河の群れだと訂正された。 右の写真のe銀河は距
離が全然違って群れには属しておらず、d'は銀河d
から引き離された星々が銀河のように見えている
状態で、ハッブル撮影の写真だと分かる。
コンパクト銀河群を研究している資料を読んでみた
所、最大の謎は「近接銀河なら、とうの昔に合体し
てもおかしくないのに、何で今も群れた状態を保っ
ているのか」だそうだ。資料見ていてもチンプン
カンプンが多いものの、なかなか面白い。

撮影日時 : 2020.08.14 PM20:40~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : TS25 + TMaxコマコレ + QHY178カメラ + Baaderフィルター
   EQ6Pro + ASI174M miniガイドカメラ + PHD1(オフアキガイド)
撮影条件 : カメラ冷却温度-15℃
L : 1bin 10分x6枚、 RGB : 2bin 各5分×3枚、 総露光時間 105分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC