PCトラブルでろ座銀河を逃してしまい、代わりにとちょぅど写野に入るくじら座の銀河を撮った。写真中央のNGC1052はごくありふれた渦巻銀河と左上の明るい橙色NGC1042で賑やかに見える。しかしいろいろ調べてみたら、この写真左端中央よりやや上に分かり難いが薄ボンヤリの銀河が写っている。この銀河は星の数がグンと少ない超拡散状銀河で、最大の特徴はダークマターが全く無く、銀河形成理論から外れるため、その点での研究対象らしい。何気なく撮ったものの何か拾い物したような・・・
写真右斜め上の明るい銀河は渦巻と楕円の中間世代に入るレンチキュラー銀河で、大きく撮れたらさぞかし美しいかも。
撮影日時 : 2020.12.08 PM20:10~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : FC100 (F8, 800mm) + QHY183Mｶﾒﾗ + Baaderﾌｨﾙﾀｰ
EQ6Pro + ASI129MMｶﾒﾗ + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
L : 1bin 10分×6枚、RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間120分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
