C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ぎょしゃ座 の星雲

135mmレンズでおひつじ座のLBN分子雲を撮ろうと考えたものの、オリオン裏町の分子雲は惨敗だった事を思い出し、赤星雲撮影に変更する事にした。カメラレンズで分子雲狙いで撮っても、強調すると「何じゃこれは!」だ。なぜカメラレンズだと駄目なのか。画像中の微光星の大きさに着目してみると、望遠鏡での画像と違ってカメラレンズでの微光星は暗いものの存外大きい。星マスクでマスクしようにもマスクが効かない。微光星の方が分子雲より元々明るいので、強調すれば微光星の方が目立ってきて、結局分子雲の作る模様はほぼ失せてしまう事になる。
光星雲は微光星に負けないほど十分に明るいのでこんな事にはならない。という事でぎょしゃ座の明るい星雲になった。しかし処理して拡大して見ると、今更ながらではあるが、太った微光星はまるでノイズのごときで、淡い散光星雲も同じ事になるなぁと改めて認識した。高級レンズではどうなんだろう。

f:id:kenwoodyjoy:20211114222902j:plain撮影日時 : 2021.11.05 PM23:00~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : 単焦点Nikkor135mmF4+Nikon D5100(LPS-D1)、 ポタ赤PanHead
撮影条件 : ISO3200, 3分×51枚、総露光時間153分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC