C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

V3フィルターの威力 NGC2237

久しぶりにLPS-V3フィルターを使って、ベランダでバラ星雲(NGC2237)を撮ってみた。21時頃に南側の空がクッキリとなったので思い立ってやってみたが、庇が邪魔で30分しか撮れなかった。ベランダ撮影で一番厄介なのがフラット補正なのだが、今回はスカイフラット撮影したデータでやった所、思った以上にフラットになった。マンションのすぐ近くにあった学習塾が廃業して、眩い広告灯が消えたせいだろうか??

V3フィルターはセミナローバンドであり散光星雲を撮影するには有用なのだが、ナローバンド由来での星色は不自然でかつ輝星の周囲は赤ハロが目立つので、今まで遠征撮影で使った事がない。今回ベランダ撮影した結果では赤ハロや星色は画像処理でゴシゴシやればまんざらでもないと思った。星の肥大化が少なく星雲のコントラストが上がる点は捨て難い。遠征で使ってみようと思うが夏星雲となると結構先の話だ。

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撮影日時 : 2018.01.23 PM21:48~ 撮影場所 : ベランダ
機材       : FC100+FC35 (528mm, F5.2) + Nikon D5100(LPS-D1) + LPS-V3
               SynScan On GPD + QHY5-Ⅱ + PHD(BYNディザリング)
撮影条件 : ISO1600, 3分×10枚 露光時間計 30分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC