C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

北極星付近

北極星付近の分子雲を撮ってみようとポタ赤をセットし、カメラのファインターで北極星を見ようとしたら、何とポタ赤本体に顔が当たってしまってファインダーが覗けない! こういう時のために使うアタッチメントを作ってあったのだがうかつにも持ってきていな…

からす座の惑星状星雲NGC4361

月の出ない晴れ夜ながら北寄りの風が強く、山での撮影は無理だ。と云う事で以前から狙っていたからす座の惑星状星雲をベランダから撮影した。風ビュービューなら空の透明度はグっと良くなるに違いないと期待していたが、残念ながらいつもの夜空だった。NASA…

りゅう座の銀河NGC4236

深夜になってやっと風は穏やかになり、鏡筒の揺れもほぼ無くなった。ガイドカメラのシャッタースピードは相変わらず2秒と心穏やかならずの条件ながら、鏡筒の揺れが無いのでガイド状態は良好だ。余裕で撮影中のりゅう座の銀河NGC4236の場所辺りを見てみた。N…

撮り直しのAbell 33(うみへび座の惑星状星雲)

Abell33は1月にベランダで撮影したが、遠征でならもっときれいに写るに違いないと面の木で改めて撮影した。ベランダ撮影より星が幾分綺麗になった。しかし25cm反射は風に弱い。この夜も直ぐ星飛びを起こして、NG画像連発となりなかなか撮影が進まない。もう…

しし座トリオ銀河 NGC3628のTidal tail

NGC3628のTidal tail(直訳では潮の尾)は人気のある撮影対象のようで、あちこちに撮ったぞーとUPされている。かく言う自分も撮ってみたのだが、いやーーー実に淡い。 強調していくと確かに尾っぽは出てきたが、見るに耐える写真にしようとすると「ん? これか…

しし座 M96とM105+2

撮影が終わっての帰路松平インターで高速道路に入る時には東側の空が見える。ちょっと明るくなった空を背景にいぶし銀の細い月が見えて、なかなかの眺めだ。夕方に西空の沈む前の細い月はよく見ているが、明け方の細い月をじっくり見た記憶がない。しし座のM…

らしんばん座の大きな星雲 Sh2-312

Sh2-112のあるらしんばん座は南側で低空なのだが、高度は1月末に撮影したおおいぬ座の星雲Sh2-310と大差ない。ただ写野の目印に使える星は我が視力では見えず、隣のおおいぬ座の星からの延長でこの辺りかとカメラをセットしたが、試写しても星雲があるのかど…

とも座の星雲Sh2-311

先日に続いてまた機材トラブルがあり、またしても効率の悪い夜となってしまった。今度はEQMODSが赤道儀と繋がらず、赤道儀を動かせない。いろいろやっても何ともならず、SynScanのハンドコントローラを使って赤道儀を動かしSh2-311は何とか撮影できたが、子…

かに座の惑星状星雲 Sh2-290(Abell 31)

金曜夜なので撮影に来る人は結構いるのではないかと思いきや、あに図らず後からやってきた星友含めて結局3人だけとなった。気温はそれほど低くないものの、日中に降った雨のせいで夜露が多く機材も服も結構濡れた。メインの25cm反射はいつも撮影途中のピント…

おとめ座 NGC4438,M86,M84銀河(@ベランダ)

ベランダから普通のLRGBでどうなるかやってみようとおとめ座銀河を撮ってみた。月も出ているので条件は更に悪いが、暗めの銀河もちゃんと写っていたので一通り撮影して画像処理してみた。画像処理では背景のカブリ補正に四苦八苦で、まともとは言えない出来…

うみへび座 木星状星雲(NGC3242)

良く見かける木星状星雲の写真はどれも青緑一色でちっともカラフルではい。ガスはどこまで広がっているのだろうかと更に調べてみた所、Astrodonフィルターの開発者で天体写真家でもあるドン・ゴールドマン氏の12時間露光の写真では、星雲の明るい部分の更に…

惑星状星雲 Abell 24 とセルフフラット応用

こいぬ座プロキオンのすぐ近くにあるAbell 24は相当淡いかもと思っていたが、最初に撮ったビニングなしのL画像ではやはり相当淡くて手強そうな感じだ。しかしカラーを2binで撮影した所、レッドでは割に明るく写ったのは以外だった。またしても庇が近くなって…

りょうけん座の銀河M106,NGC4217

M106はセイファート銀河(補足参照)と云う事で、中心核から噴き出てくるプラズマガス流が派手目な色合いの元になっている。下の写真では赤やマゼンタの彩度を上げてバルジ内のそのガス流が出てくるのではとやってみた。結果は赤では強調できずマゼンタでやや…

二重星団と近くのコメット

思い起こせばペルセウス座の二重星団は良く観望はしていたものの撮影した事が無かったので、近くにパンスターズ彗星がいる間に撮っておこうと狙ってみた。先月あった近くの子供会の観望会では雲が多くてなかなか観望できなかったが、天頂付近に微かな晴れ間…

おおぐま座の銀河 IC2574 (コディントン星雲)

IC2547はM81銀河の近くにある矮小不規則銀河で、綺麗な粒状のピンク色が特徴的だ。このピンク色は銀河腕でよく見かける散光星雲かと思っていたら全然違っていた。Hubbleの写真とNASAの解説文によると何と超新星爆発でできたプラズマガスシェルと書いてあって…

しし座の銀河M96

この夜は機材の機嫌が悪くてなかなかセッティングが終わらず、しかも-8℃と寒くて作業中に指が痛く効率も落ちるので、撮影開始までの準備時間がやたらとかかった。おかけでとも座のSh2-311星雲は撮る時間が無くなってしまった。とも座星雲は2月でも撮れるので…