C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おおぐま座の銀河 IC2574 (コディントン星雲)

IC2547はM81銀河の近くにある矮小不規則銀河で、綺麗な粒状のピンク色が特徴的だ。このピンク色は銀河腕でよく見かける散光星雲かと思っていたら全然違っていた。Hubbleの写真とNASAの解説文によると何と超新星爆発でできたプラズマガスシェルと書いてあってしかも数個もあるので驚きだ。我が機材での解像力では無理だが、大口径・長焦点の望遠鏡を使えば超新星爆発シェルの片鱗は写せるので欲しくなる・・・。
M96撮影では楕円の星と写野ズレで散々だったので、今宵の撮影はお終いにしようかと思いかけていた。しかしM96撮影が終わった頃には風も止んで鏡筒の振れが収まってきたので、思い直してIC2574の撮影を始めた。しかし1時間も経った頃にはまた風が強くなってユラユラが酷くなり半ばで終了となった。
写真は楕円星の酷くないデータだけを使って画像処理したので、露光不足は否めないが
IC2574の特徴らしき姿は出てきた。

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撮影日時 : 2020.02.02 AM03:15~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : FC125+FC35(F5.3, 660mm) + QHY178Mカメラ + Baaderフィルター
   EQ6Pro + QHY5-ii + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
    L: 1bin 10分×4枚、Ha 10分×1枚、RGB : 2bin 各5分×3枚  総露光計95分
 補足  撮影自体は2.5時間行い、風揺れでNGデータ多く使えたのは上記となった。
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
                 ガイドエラーはPITで補正