C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こぎつね座Sh2-87~90

こきづね座にはSh2天体が9つ登録されているが、NGC番号の付いたSh2-86(NGC6820)も含めて明るいものは無くどれも小さくてマイナーだ。しかしこぎつ座にはM27亜鈴星雲やアステリズム (星を線でつないで意味のある形に見立てること) のひとつであるコートハンガ…

取敢えずのM64銀河

こぎつね座のSh2星雲を撮ろうと機材をセットしたものの、星雲が撮れる高さまで上ってくるまでまだ2時間以上も間があったので、何か撮ろうかとM天体をチェックしてみた。焦点距離528mmでは銀河なぁ・・と思いつつ、M64黒眼銀河が天頂近くにあったので撮ってみ…

へび座の星雲

シャープレスカタログは散光星雲のカタログだと思っていたが、ステラビケータに収録されているデータを見ると散光星雲の他に分子雲も入っている。となるとLBN・ LDN(リンデの明るい星雲と暗い星雲のカタログ)との違いは余り無さそうだが、分子雲でSh2番号を…

M51子持ち銀河(りょうけん座)

面の木への登り道で小鹿が2頭道路を右から左へ横切ろうとしていたので、車のスピードを落とした所、左端にいた1頭が何と道路中央側へ出てきた。今度は急ブレーキで衝突回避。慌てて車をよける風でもなく、のっそりと左側の藪に戻って行った。ったく!! 鹿と…

球状星団M12(へびつかい座)

天の赤道付近で深夜に上ってくる大き目な球状星団では、へびつかい座にあるM10とM12がある。この夜はM12の方を撮ってみたが、球団中心の星が珍しく点々と写っていて星の密集度がそれほど高くないようだ。球状星団の星密集度ランクは1~12まであり(1は最大で1…

球状星団M5(へび座)

山は夜半には曇るという予報なので、今宵はベランダで・・・と始めた。M64黒眼銀河を撮ろうと望遠鏡を向けたら、あらま、もう直ぐ庇で見えんくなってまうではないか。已む無く天の赤道付近で他のメシエは何じゃらホイと・・・目ぼしいものはM5しか無い。北半…

わし座~はくちょう座

天の川が上って来ると何だかワクワクするが、まだ銀河シーズンは終っていない。 強い風で焦点距離の大きな望遠鏡での撮影は早々に止めてしまったが、隣では16cm反射で銀河撮影をやっていて、車高の高いワンボックスでの防風が効いていると言っていた。赤道儀…

さそり~へびつかい座

南の空の天の川を広角で撮ると、木星が思いっきり目立ち、更に下やや左に土星と火星が並んでいて結構賑やかだ。Facebookの天彩には最近は木星の写真が良く投稿されているが、Edge11+冷却CMOSカメラの組合せでの作品が良く出てくる。この組み合わせでの木星写…

並んだ球状星団M53とNGC5053(かみのけ座)

予報が外れて晴れるのが遅かった上に風が割に強く、晴れたと思うとまた雲が広がって撮影には良くない夜だった。撤収かと思っていた矢先にまた晴れてきたので撮り出したものの、風で鏡筒が煽られて「ヒィーー」の連発。そのうちまたぞろ雲が広がってきて撮影…

一番近くて遠いクェーサー3C273

半世紀前の高校教科書にはクェーサー:準恒星状電波源とあり、何やら不可思議な天体なんだなと思っていた。尤も系外銀河を島宇宙と書いてあったし、暗黒星雲に囲まれたら真っ暗闇かなどと思ってしまうような書き方で宇宙は不思議だらけだった。 クェーサーっ…

しし座の矮小銀河 LeoⅠ

しし座の対象はそろそろシーズンオフと言う事で、しし座のα星レグルスのすぐ近くにある矮小銀河LeoⅠを撮った。明るいレグルスを写野から外して矮小銀河を目立たせようと思ったものの、レグルスからの光芒が邪魔で強調も難しい(写真の右下の光芒)。 LeoⅠは地…