C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

しし座の矮小銀河 LeoⅠ

しし座の対象はそろそろシーズンオフと言う事で、しし座のα星レグルスのすぐ近くにある矮小銀河LeoⅠを撮った。明るいレグルスを写野から外して矮小銀河を目立たせようと思ったものの、レグルスからの光芒が邪魔で強調も難しい(写真の右下の光芒)。

LeoⅠは地球からは82万光年先にあって、天の川銀河近くの矮小銀河12個のうちで最遠だそうだ(因みに大マゼラン星雲は16万光年)。矮小銀河は重力が小さいため内部に星間物質を留める事が出来ず(星々からの放射圧でガスが追い出される)、もう新しい星が誕生することは無いようだ。何だか寂しい。
LeoⅠがあるならⅡもあるのかと調べてみたら、Ⅱはしし座のδ星近くにあり更にμ星近くにLeoⅢ(Leo A)もあった。ⅡもⅢはもっと暗くて撮るには難物のようだ。

f:id:kenwoodyjoy:20190806161902g:plain

<LeoⅠの場所>
イメージ 2
撮影日時 : 2018.04.08 PM20:50~ 撮影場所 :愛知県段戸山牧場
機材       : 25cm反射+MPCC+1.4倍テレプラス (F5.6,1400mm) + QHY9カメラ
     EQ6Pro赤道儀+QHY5-Ⅱガイドカメラ+PHD2 (オフアキガイド)
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃, gain 11, offset 112
     L : 10分×6枚、RGB: 各10分×2枚、総露光時間120分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC