C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おとめ座NGC5068,5084銀河

焦点距離840mmでそこそこの大きさに写るペア銀河を探して撮ってみた。写真右のNGC5068は星がじゃんじゃん生まれている銀河で、銀河ディスクは青っぽく、薄々のピンク色もあって星の材料はありそうだ。写野に入ると云う事で横向き銀河のNGC5084を入れてみたが、撮った後でこれら銀河の特徴を調べてみてちょっと驚いた。
この2つの銀河のデータは以下のようで、左の銀河はバカでかいと分かる。
           銀河直径  地球からの距離  特徴
右の銀河 NGC5068 0.44万光年  2200万光年  スターバースト銀河
左の銀河 NGC5084    20万光年  8000万光年  古い星が多いレンズ状銀河
   (天の川銀河    10万光年 )
ちなみに最大サイズの銀河は20億光年彼方にあって直径600万光年とあり途方もない。へび座にあるので撮ってみたいが、遠すぎて我が機材では写りそうにない。

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撮影日時 : 2019.05.07 PM22:40~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材       : Ginji150+1.4倍テレプラス(F5.6,840mm) +MPCC
     + Nikon D5100(LPS-D1)
               SynScan On GPD + QHY5-ii + PHD1(APTディザリング)
撮影条件 : ISO3200, 5分×21枚 総露光時間105分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
               テレプラスでのコマ収差が目立ったため、6領域に分けてPITを使ってコマ収
     差を補正し、Photoshopで合成した。