C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

オリオン座の惑星状星雲 Abell 13

海外の撮影データを見るとかなり淡い星雲のようなので、果たしてベランダで撮れるのだろうかと思い、試写しての様子見で開始した。Lデータ10分では微かにありそうだが、強調すると背景ノイズに埋もれそうな程度だ。次に2binにしてカラーフィルターで撮ると、…

おうし座の惑星状星雲NGC1514

ベランダで10月からこのNGC1514を狙ってきたが、撮ろうとする度に雲に阻まれて、やっと4回目で最後まで撮影できた。ネット検索すると定番星雲と同じくらいワンサカ作例が出てくる。視直径は1.9'と小さいので長焦点望遠鏡やセンササイズの小さいカメラなど制…

お馴染み馬頭

サブ機での2対象目は薄明開始まで1時間強と言う事で、久々の馬頭となった。自動導入は使わずマニュアルで導入したものの、写野合わせにモタモタとなった。自動導入前提で赤道儀の三脚は最低の高さのままなので、屈折鏡筒で天頂近くの対象をカメラファインダ…

おおぐま座の銀河 NGC3718 (Arp214) とNGC3729

NGC3718は割に明るく写り易いので人気の銀河だ。渦巻腕の形は遥か昔に左斜め下の小さい銀河NGC3729との接近遭遇でこうなったらしい。このNGC3729についての記事を見ると伴銀河があると出ていて、下の写真でNGC3729の左横にモヤッとした部分がその伴銀河のよ…

ろ座の格好良い銀河 NGC1097(Apr77)

思い切ってセンササイズ1インチのQHY183Mカメラを香港にあるQHYカメラ専門のショップで購入した。国内代理店で買うより輸入関税を払ってもかなり安いのが魅力だ。センササイズが大きい分拡大率は下がるが、ボケボケ感は薄れてスッキリ写真となる。と言う事で…

オリオン裏通り Sh2-278~IC2118

135㎜レンズでSh2-278~IC2118(魔女星雲)と先日望遠鏡で撮ったNGC1788も写野内に入れてみたが、写野合わせがまずくてNGC1788はきょん切れとなってしまった。(写真の上中央の星雲がNGC1788) リゲルを外した方がスッキリだったかもしれない。写野もちょいマズ…

きりん座の銀河 NGC2403

予定の撮影が終わったものの薄明明けまではまだ間があるので、きりん座銀河NGC2403を撮ってみた。明るくて華やいだ感じの銀河でかつそこそこ大きいため撮影する人は多い。この撮影では失敗をやってしまった。眠気のせいか気が回らずか、RGBの撮影条件を間違…

おおぐま座の綺麗な銀河 NGC2841

暗い中でのセカンド機の赤道儀の組み立て中に、ウェイトシャフト先端のネジがポロリと落ち、なかなか見つからず手を焼いた。これが元で撮影開始はだいぶ遅れてしまい、当初撮影予定の対象は逃してしまい、代わりにおおぐま座で撮れる銀河はないかと調べ、NGC…

ぎょしゃ座の反射星雲 vdB31

この星雲は天頂近くにある時刻から撮影を始めたため、途中で鏡筒反転が要る。使っている赤道儀がGPDでバックラッシュが結構あるため、反転後の写野合わせを手動でやると結構な時間がかかる。という事で、APT(Astro Photograhy Tool)を使って反転写野合わせを…

難儀なエリダヌスバブル

10月下旬に85mmレンズでこの大きな星雲Sh2-245の一部を撮ったので、今回は50mmレンズで釣り針形状のエリダヌスバブル全体を撮ってみた。写野一杯に広がる星雲なのでちょっとワクワクで始めた。写野内の目印星を星図で確かめてカメラファインダーから覗いて写…

くじら座の銀河 NGC908

この銀河の腕のうち上側の2本が異様に本体から離れているのが特徴で、遥か昔に別の銀河との接近遭遇が原因らしく、その接近遭遇もあってなのか星生成が激しい事で銀河腕が青っぽい。この特徴は写ったものの何だか冴えない写真だ。屈折直焦でQHY178Mカメラの…

ぎょしゃ座の星雲NGC1931

11/1記事の「ぎょしゃ座の星雲IC417とNGC1931」写真のほぼ中央にある明るい小さな星雲だけを25cm反射を使って撮ってみた。星雲を照らす星団の星々が分かるようにと多段露光で撮影した結果、星雲を照らす星々が見えるようにはできた。リトルオリオンのような…

くじら座の銀河NGC247

ちょうこくしつ座とくじら座にまたがって天の川銀河に最も近い銀河群があり(地球からは1100万光年の距離)、9月にベランダでその親分格の銀河NGC253を撮ったが(9/30記事参照)、この夜は遠征でNo2の銀河NGC247を撮ってみた。しかし南天の低空かつ空の状態が良…

さんかく座の銀河NGC974、969、979

銀河が3つも並んでいるとついついトリオ銀河と書きたくなるが、3つとも地球からは2.4億光年の距離にありグループを構成してるようだ。写真上の橙色の銀河NGC978には目の上のタンコブのような小さな銀河とはペアを構成しているようで、PGC番号が付いていた。…

ぎょしゃ座の星雲Sh2-227と散開星団NGC1857

写真中央の星雲Sh2-227は直ぐ分かるが、散開星団はたいそう分かり難い。淡くて華やかではない星雲に華を添えるのではないかと期待したのだが、星雲の左側にちょっとした星の集まりっぽいのが見える程度だ。眼視で見た方が星団は分かるかもしれない。しかし眼…

オリオン座の反射星雲NGC1788

撮影が終わってフードに巻き付けたヒータに触ったら「温かくないっ!!」。幸い結露も霜降りもなくレンズが曇ることなく済んで良かったものの危ない所だった。この中華製レンズヒータは購入して2年くらいで、時たましか使わないので、まさかダメになるとは存外…

ペガスス座の銀河NGC7479

風に弱い25cm反射でも撮れそうな夜だとの予報になってワクワクでかけた。しかしいざ撮影を始めると、そよ風ではなく段々風が強くなってきてヒヤヒヤが最後まで続いた。下の写真は最初に撮ったペガスス座のNGC7479で、星はちょっと飛んでいるが酷くないので良…

十三夜の月at五島列島

当初青森へ行く計画だったものの、用事が出来て行先を長崎県の五島列島に変えた。福岡行きの新幹線では京都で修学旅行の高校生の一団が乗り込んできて、同じ号車の大半の席を占めた。しかし指導が行き届いていてやたら静かで、微かな話声が聞こえる程度だ。…

クレオパトラの瞳 NGC1535

「クレオパトラの瞳」の名に魅かれて撮ってみた。エリダヌス座にあるこの惑星状星雲は真丸クッキリの青緑のちょっと神秘的な色合いだ。大きく撮ってしまうと瞳の中に模様が出てきて神秘さは失せてしまうので、手頃な大きさにしておくのが良さそうだ。 撮影日…

おうし座の大きな星雲Sh2-245

この星雲はおうし座からエリダヌス座まで広がりエリダヌス・バブルとの名があり、写真はおうし座界隈の部分を撮ったもので、赤い星雲とモヤモヤ大量分子雲が広がる。月没後からの撮影開始ながら4時間は撮れそうと始めたが、3時間近く過ぎてから雲が広がって…

ぎょしゃ座の超淡い星雲 Sh2-224

ぎょしゃ座には3つの超新星残骸の超淡い星雲がある。手毬風のSh2-223と土偶風のSh2-224が並んでいて、もうひとつはおうし座との境界近くにあるスパゲティ風Sh2-240で、こちらは昨年撮った。手毬Sh2-223と土偶Sh2-224は一緒に撮られる事が多いようだが、我が…

ぎょしゃ座の星雲 IC417とNGC1931

IC417は周囲には淡いタコ足風の星雲の連なりが見える。一方写真中央やや下の明るいNGC1933はオリオン星雲のミニチュア版と言われているようで、白飛びしている部分の中には若い星団があるらしい。海外サイトでの長焦点望遠鏡で撮影された写真ではその様子が…

カメラレンズでのM31とぎょしゃ座星雲

Nikkor 200mm F4でのM31アンドロメダ銀河は冴えない写りだったため、同じ焦点距離でのタムロンSP200ではどうなのかと期待しつつ再度撮ってみた。タムロンSP200自体1.5Kg近くありカメラ含めて2.1Kgと重たく、普通なら赤道儀に乗っけての撮影なのだが、この夜…