暗い中でのセカンド機の赤道儀の組み立て中に、ウェイトシャフト先端のネジがポロリと落ち、なかなか見つからず手を焼いた。これが元で撮影開始はだいぶ遅れてしまい、当初撮影予定の対象は逃してしまい、代わりにおおぐま座で撮れる銀河はないかと調べ、NGC2841が何とか撮れそうな高度なので早速導入して撮ってみた。低高度でも思いのほか良く撮れていて、南天低空の銀河とは随分違うなぁを実感した。この銀河は形が良く星生成もほどほど活発と言う事で、大量の塵と若い星々が豊富なため色も良い感じだ。距離は4600万光とあり、視直径から銀河サイズをザックリ計算すると11万光年で天の川銀河と大差ない大きさのようだ。
撮影日時 : 2020.11.16 PM23:40～ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : FC100(F8,800mm) + QHY178Mｶﾒﾗ + ZWOﾌｨﾙﾀｰ/Xazylﾌｨﾙﾀｰﾎｲｰﾙ
SynScan On GPD + ASI120MMｶﾞｲﾄﾞｶﾒﾗ + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
L : 1bin 10分×9枚、RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間150分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
