2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
米国学者の編纂した特異銀河カタログがある。時々銀河名の横にArp○○と書いてあるのを見たことはあったが、何のことか最近まで知らなかった。カタログの目的はヘンテコ銀河形成の物理過程を調べようと形態特徴で分類して1966年に発表されたもので、アンテナ銀…
GPVでは23:00には曇るとの予報だったが、微妙な雲行きなのでもしかしたら晴れるかもと機材を準備。しかし強風が吹き荒れてて機材を積もうと通路に出た途端にビル風の突風にヨタヨタとなってしまった。風があるので大きな望遠鏡は使えず、これで銀河撮るのは…
M87銀河のジェットは撮ってみたい対象のひとつで、やっと昨日ベランダでQHY178Mを使って撮ってみた。流石に光害カットフィルターなしではまずいかもとLPS-P2を使い、先ずはLフィルターで試写してみた。おぉジェットが見える!! M87銀河自体の大きさ(直径)は天…
4/6撮影の最後は、昨年屈折直焦で撮ったおとめ座NGC4536を大きく撮ろうと狙った。NGC4536の情報を調べてみると所属はおとめ座 iiとあった。銀河団の位置を示す呼称で銀河集団本体から枝分かれしたような存在が ii や iii とあった。 ところでおとめ座銀河団…
馬籠から下條村への途中、岐阜と長野の県堺の峠に差し掛かると突如道端には雪がドカっと残っていて、一週間前ならおそらく夏タイヤでは通れなかったかもの光景になった。一瞬ヒヤっとしたが少し下ると雪は激減し、更に下ると桜満開がそこら中となってきた。…
写真右下側の銀河がNGC5033でセイファート銀河に分類されているとあったが、撮っただけでは分からない。(セイファート銀河とは銀河中心核が非常に明るいのが特徴で巨大なブラックホールによるものと推測されている) この銀河のもうひとつの特徴は渦巻がひね…
りょうけん座のM106銀河には中心部から噴き出す赤のガスがハッブル写真では顕著なのを見て、我が望遠鏡でも何とか撮れないかと。Hαフィルターを使えば写せると思っていたが、いざ撮影を始めるとモワーーーと霞んだ空で何だかなぁ・・・。それと星が楕円気味…
4/6夜は月がないので夏星雲を撮ろうと張り切ったものの、空は明け方近くまでモヤっとした状態が続いて気力減退。そさり座のアンタレスも「あれがアンタレス??」と言うくらい輝度も落ち込んでいた。結局この夜も銀河撮影のみで終わってしまって、夏星雲はおあ…
この画像データを処理していたら、うわっ ノイズが酷い!!。ダーク引いても背景の赤っぽいノイズと波模様の縞々が、強調どころか背景切り詰めただけで目立ってきた。 うーーむ、ディザリングしても駄目のようで、バイアス補正にトライした。 ELパネルでのフラ…
星図ソフトで銀河団名を表示してみるといろいろと出てくるが、PC画面の2次元平面では距離が分からないので、Webで距離を調べて立体的な配置がイメージできる。 天の川銀河を含む"局部銀河群"はおとめ座銀河団の端っこに位置していて、そのおとめ座銀河団の中…
デジ一眼での撮影では最近はAPT(Astro Photography Tool)を使う事が多い。アライメントでのプレビユーで画像拡大と十字線マークを画面に表示できるので、EQMOD操作も楽にできるのが良い。ディザリング機能もあるので多枚数自動撮影のモードで30分毎にスイッ…
M81とM82のペアは撮り易いので年1回は必ず撮ってしまう。M82の特徴は何と言っても銀河中心から吹き出る赤いガスだ(スーパーウィンド=銀河風と呼ばれている)。本に寄れば成因は近くの大きない銀河M81の重力の影響で星が一気に形成されるスターバーストが起き…
先月銀河衝突の典型的な天体「アンテナ銀河」を撮った。で今月の衝突銀河はおとめ座のNGC4567とNGC4568(写真中央の2つで、上が4567)。 銀河衝突と言えば銀河腕がねじ曲がったり、局所的に明るい所があったりするが、この2つにはそれが見られない。これからそ…
やっと晴れそうで準備万端でかけた。稲武から面の木への村道を登っていくと、道は少し濡れたようで乾いていない。寒さでかと思いつつ更に登っていくと、道端に何と雪が薄っすら積もってる・・!! 。この寒さで溶けずに残っていて、外気温は既に0℃なのでこれ…