写真右下側の銀河がNGC5033でセイファート銀河に分類されているとあったが、撮っただけでは分からない。(セイファート銀河とは銀河中心核が非常に明るいのが特徴で巨大なブラックホールによるものと推測されている)
この銀河のもうひとつの特徴は渦巻がひねくれていることで、左上にある銀河NGC
5005との重力相互作用によるものと書いているサイトがあった。両者は300万光年も離れているのに影響しあうのかと思うと驚くばかりだ。
NGC5033の右側にボーとした淡い塊がある。これは写真のゴミではなくちゃんとした銀河でPGC45927 (UGC8303)の番号がある。Simbadではペア銀河の一方と書いてあるだけで、もう一方はどれなのか距離データもないので分からない。地球からの距離がNGC5033と同程度なら両者間の距離は35万光年程度となり、PGC45927はNGC5033の伴銀河と言えるかも。
撮影日時 : 2019.04.06 PM23:30~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材 : FC100(F8,800mm) + Canon KissX6i(HEUIB)
SynScan On GPD +QHY5-ii + PHD1(APTディザリング)
撮影条件 : ISO3200, 6分×15枚 総露光時間90分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
暫定バイアス補正