C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

かみのけ座銀河M99,NGC4302

デジ一眼での撮影では最近はAPT(Astro Photography Tool)を使う事が多い。アライメントでのプレビユーで画像拡大と十字線マークを画面に表示できるので、EQMOD操作も楽にできるのが良い。ディザリング機能もあるので多枚数自動撮影のモードで30分毎にスイッチオンで済む。
CanonのカメラはPCでバルブ撮影制御がやれるので問題ないが、Nikonのカメラはバルブ撮影制御をPCでやれる機種とやれない機種がある。私のD5100は"やれない機種"の部類で、買ってから気づいた。10秒以上のバルブ撮影をPCで制御するにはシリアル制御可能なシャッターコントローラを使う必要があり、このデバイスは国内では手に入らない。カメラにシャッタータイマーを付けてバルブ撮影はできるが、ディザリングはやれないので困る。てな訳で米国ショップからシャッターコントローラ(DSUB)を買ったのだが、そう高くなかったので良かった。
M99は写真右側の渦巻が良く分かる銀河で地球から4500万光年、後退速度がメシエ天体では最大と言うのが特徴だとか。写真左下で横長の銀河NGC4302とその右上のNGC4928はともに5000万光年強の距離。
<4/12画像入れ替え・・・バイアス補正して背景ノイズ除去>

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撮影日時 : 2019.04.04 PM21:15~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材   : FC100(F8, 800mm) + Canon KissX6i(HEUIB)
               SynScan On GPD (EQMOD) + QHY5-ii + PHD1(APTディザリング)
撮影条件 : ISO3200, 5分×20枚 総露光時間100分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC