C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

りょうけん座の銀河M106,NGC4217

銀河撮影用に昨年末にセンサーサイズの小さいQHY178Mを手に入れて使いだしたが、デジ一眼では焦点距離を伸ばそうと、Ginji150に1.4倍テレプラスを使うことにした。元々がF4なのでテレプラスを使ってもそう暗くならない。周辺星像はコマが出て良くないが我慢できるレベルだ。周辺星像も良好な本格的な1.4倍クラスのエクステンダーも市販されているが、屈折鏡筒では問題ないものの、反射望遠鏡では鏡筒外焦点位置がグンと伸びてしまうので接眼部を結構補強しないと実用に堪えないのではないか。
りょうけん座のM106は距離で2400万光年とあり、しし座の明るい銀河達と似たような距離にある。ハッブル望遠鏡でのこのM106の写真は圧巻で、M82銀河ほどではないがバルジから噴き出す赤いガスの噴流がある。こんなのが撮れたらなぁ~。
M106は写真中央やや下の大きな銀河で、写真の上やや右の銀河がタイトルにあるNGC4217で距離は6200光年。写真の左端の明るくて小さい銀河はNGC4220で凡そ1億光年(距離情報はSIMBAD)。

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撮影日時 : 2019.03.08 PM20:30~ 撮影場所: 茶臼山面の木
機材       : Ginji150+1.4倍テレプラス (F5.6,840mm)+MPCC+Canon KissX6i
               SynScan On GPD +QHY5-ii + PHD2 (APTディザリング)
撮影条件 : ISO3200, 3分×40枚 総露光時間120分
画像処理 : ステライメージ6,Photoshop CC