C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

NGC5907 <Draco>

当初はおとめ座の銀河を撮る予定にしていたが、南側の空には雲が居座り続けていて撮れない。已む無く雲の無いりゅう座のNGC5907にしたが、機材の関係でNGC5907しか写野に入らない。広い写野に銀河1個の寂しい写真だ。と言う事でQHY178で撮ったらのサイズにト…

NGC3953,NGC3917 <Ursa Major>

左のエッジオンNGC3917は距離4200万光年で、右の銀河NGC3953よりも700万光年手前にある。そうやって見ると右の銀河は大きいそうだが、調べたら直径9万光年で天の川銀河と似たようなサイズだった。左のエッジオンがどちらかと言えば小型のようだ。薄雲中の撮…

Arp104(NGC5216,5218) <Ursa Major>

この夜は薄雲がずーーーーと掛かり続けていて、撮った画像の背景はやや荒れ気味となった。まともな写真になるか不安だったが、処理してみるとそう悪くなくホッとした。2つの銀河間を繋ぐ星の帯とカラフル銀河は印象的だ。帯の長さはWikiでは2.2万光年と書い…

NGC4666,NGC4653 <Virgo>

大きな明るい銀河NGC4666を撮影候補にしたのは、Super Windが特徴だと書いた記事が出ていたので、撮ってみよう!! 中央付近の赤色が強いのでこれか? と思ったが、全然違った。Super Windはおおぐま座のM82が有名だが、NGC4666のSuper Windは可視光では見えず…

NGC5529,NGC5544とArp199 <Bootes>

写真右のエッジオンはNGC5529、左上は合体中の銀河ペアArp199(NGC5544,5545)、左下の楕円銀河はNGC5557。Arp199(NGC5544,5545)が本来撮りたかった対象で、風穏やかにな夜に改めてチャレンジだ。因みにこの3つの距離データ調べてみたら、3つとも1.3~1.4億光…

Arp286(NGC5560,5566) <Virgo>

Arp286での特徴は何と言っても、上に位置するNGC5560の捩れた形と青色の強いディスクに赤橙バルジで、色コントラストが印象的だ。この3つの銀河の空間的な位置関係はどうなのか。SIMBADでのデータからは、中央の横たわった銀河NGC5566が一番手前にあり、捩れ…

NGC4654,NGC4639 <Virgo>

NGC4654(写真左)とNGC4636(右)のペアなら多少大きく撮れるかもとやってみたが、やはり小さく60%サイズで切り取った。NGC4654は赤茶色が強くダストの量が多そうで、大きく撮れたら渦巻きの様子もメリハリがあって面白そうだ。NGC4654の渦巻腕の左側は乱れてい…

M88 <Coma Berenices>

1対象目に続いて2対象目の自動導入でもすったもんだとなった。当初別のNGC銀河を撮るため自動導入を始めたものの、写野導入がいつまで経っても終わらず先に進めない。赤道儀のバックラッシュが大きい事が原因かもしれない。対象をM88に切り替えて何とか導入…

NGC5054 <Virgo>

変わった形の銀河腕が特徴で大昔の銀河合体の名残らしい。もう一つの特徴は直近20年間で超新星爆発が2回も観測されたとか。では銀河合体で超新星爆発は起き易いかとグクってみたら、生成AIの文章では否定的で「銀河合体で超新星爆発が起き易くなることはない…

NGC3705,3692 <Leo>

2つのやや大きめの銀河NGC3705(左側)とNGC3692(右側)、下の方に群れた銀河を入れても地味な一画だが、この写野出しに思の他時間がかかった。写野を狙った配置にする上でカメラ回転は今何処を向いているのか、APTにはそれを教えてくれる機能は全く無い。この…

Arp294(NGC3786,3788) <Ursa Major>

撮影開始して1時間くらいは、望遠鏡が風で降られて撮ったデータはほぼ全滅となってしまった。鏡筒先端のフードを外した所振れ幅はドンと減り、もっと早くからフードを外せば良かった訳で、何とも勿体ない事をした。2つの銀河は1.3億光年の距離にあるが、どち…