C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

いっかくじゅう座星雲 Sh2-282

やや淡い星雲なのでQBPフィルターを使ったのだが、これが厄介の元になった。フラットデータを後日ELパネルで撮り、画像処理に必要なデータは揃ったのでPixInsightのWBPで処理を始めるやエラーが出た。何??、何で?? 数回やっても結果変わらずで処理できず、没…

かに座の彗星67P

晴天風無しの夜なので賑わうかもとの予想は全く外れた。いつもの星友以外には数台程度と多くない。駐車場に着いた頃には既に気温2℃と低く、寒くなってきて山への出足は鈍ってきたようだ。銀河撮影が予定より遅れてしまい、彗星の67Pを撮ろうとカメラを準備…

Photoshopでの2値マスクを使った補正

先日の薄雲中の月食写真に関して、2値マスクを使っての薄雲消しの処理方法を知りたいと言う要望があったので、処理手順をまとめてみた。 2値=2階調であり、所謂単純な白黒画像の事。 手順 ①背景画像のコピーレイヤーを追加 以降コピー画像をマスクに加工して…

薄雲中の部分日食

ほぼ月食Maxに達した月は、残念ながら雲の向こうで見え隠れの状態だ。月の右下の明るさが増し始めてきた。あらぁーー今回も撮れんのかいな!!やっと薄雲になりかけた時に3枚撮ってまた雲中、そのうちどんどん増光していって、月齢7くらいになってやっと雲が切…

おおぐま座の銀河M109

薄明までまだ時間があるのでメシエ銀河はないかと星図ソフトで探してみると、おおぐま座のM109が撮れそうな高さにあるのが分かった。早速望遠鏡を向けて撮影開始し、一通り撮り終えて片付け始めると空はだいぶ白んできた。片付けが終わってから、近くでギリ…

いっかくじゅう座の星雲

ぎょしゃ座を撮った後薄明開始までまだ時間はあったので、いっかくじゅう座の星雲を2時間強撮った。画像処理を始めて最初に画像を確認してみると、れれれっ 星が長楕円になっている画像が半分近くもあった。星2個分ズレたらアウトと言う判定で除外した所、半…

おひつじ座の銀河NGC691とIC167

当初この写真の銀河の東寄りにストリームをまとった銀河NGC680とその隣にはつぶしたハンバーグのような銀河NGC678があり、そちらを撮ろうと考えていたが、ストリーム撮るには露光時間が3時間では無理だぁとなり、このNGC691とIC167のペアの撮影に変えた。IC1…

うお座の銀河NGC470,474(Arp227)+NGC467

画像の下側の銀河周囲にはガスのような取り巻きがあり、周辺の矮小銀河を複数呑み込んだその残骸ではないかと言われている。こうしたストリームはあちこちの銀河で起こっていて決して珍しいものではなくなっているが、普段目にする事は無いので摩訶不思議な…

ぎょしゃ座 の星雲

135mmレンズでおひつじ座のLBN分子雲を撮ろうと考えたものの、オリオン裏町の分子雲は惨敗だった事を思い出し、赤星雲撮影に変更する事にした。カメラレンズで分子雲狙いで撮っても、強調すると「何じゃこれは!」だ。なぜカメラレンズだと駄目なのか。画像中…

きりん座の銀河NGC1560

この銀河は地球から比較的近い距離(約1000万光年)にあるものの、直径3.5万光年とあってそれほど大きくは写らない上にそれほど明るくない。試写した後で「うーーん、別の銀河の方が良いかもなぁーー」と一瞬迷うほどだ。直線的なカブリを除去してみると背景は…

アンドロメダ座の銀河 NGC536グループとNGC529

写真の左手にある3つの銀河はグループを形成していてHCG10の番号があり、一番大きく写っているNGC536がその代表。右斜め上がNGC531で両方の銀河の腕はお互いの重力の影響でうねっているようだ。右下の大きな橙色の明るい銀河NGC529はHCGには属さない。先日デ…

きりん座の星雲 Sh2-207と208

どちらも小さい星雲で写真やや左下の赤丸がSh2-207、しかしSh2-208はどこ???と言うくらいに小さい。Sh2-207のちょい右斜め下に小さくて暗い赤の丸っこいヤツだ。試写画像で写野確認をやってもSh2-207もなかなか分からない。これかなぁーーーと言う具合だ。画…

ろ座銀河団

ろ座銀河団は南中高度が19度と低空なので光害カブリが結構ある。しかしそれよりも駐車場への出入りの車からのヘッドライトで鏡筒内を照らされてしまうのでウカウカしてはいられない。ろ座銀河団は6000万光年とあり、おとめ座銀河団と同じ程度の距離なので、6…

ふたご座移動中の彗星67P

彗星67Pは舌を噛みそうな名前(チュリモフ・グラシメンコ)なので、星仲間と話す時にはこの名前は呼ばず67ピーだ。チェリモフだったかチュリモフだったかあれどっち??近くには目立つ星雲や星団は無いが、135mmで撮るとふたご座のカストルとポルックスが写野に…

IC410のお玉杓子

快晴の夜なのにマンションでの寄合があって遠征できずとなり、ベランダでIC410にいる2匹のお玉杓子を撮ってみた。この夜は風も穏やかな乾いたクッキリ空で撮影には持って来いだったものの、マンションの壁が邪魔で撮影開始は夜も更けた零時過ぎになった。待…

みずがめ座の銀河 NGC7184

NGC7184はラセン星雲の右隣くらいの位置にありけっこう低高度だ。南中過ぎてから撮影を始めた事もあって、時間を追う毎に高度が下がる一方で光害の度合いは酷くなるので、予定の露光時間前に撮影打ち切りとなった。やはり無理だったなぁと反省。話は替わって…