C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

QHY CMOSカメラの赤道儀固定方法

CMOSカメラ+カメラレンズ組み合わせでの撮影が思っていた以上に有用で、ピント合わせの問題を解消してからは、手軽さもあって出番が多い。星友さんから固定方法は?との質問もあり、以下まとめてみた。 右の写真は、アリガタレールへ固定した 三脚座へQHY CM…

Sh2-132 <Cepheus>

今夜は持ってくれるかなぁーーと撮り始めたが、やはり予報通り2時間強で雲が広がってきた。ベランダだと準備も撤収も楽ちんな点が良い。更にGraXpert登場でベランダ撮影の垣根が低くなった事もある。カメラレンズでは望遠鏡撮影よりは星雲は明るく写るので、…

NGC80銀河群、NGC90,93(Arp92) <Andromeda>

NGC80は写真中央下にある大きな銀河で、この領域の親分格となっている。残りは子分となるが、子分のうち左やや上にある2つの渦巻銀河は腕が捩れていて相互作用中の関係(Arp65)になっている。捩れた腕の先にはひょっとしたらストリームがあるのかも・・・・。…

Abell85, Sh2-170 <Cassiopeia>

Abell85は淡くて難物のため5時間くらいやれたらとやってみたが、雲がやってきて3時間でお仕舞となった。3時間でも輪郭程度は写っているものの、かなり淡いガスは赤っぽくあるなぁーー程度で冴えない。左の真丸Sh2-170はおまけ。Abell天体は惑星状星雲である…

夕刻の紫金山・アトラス彗星

西空低空に雲があるものの見えるかもと、自転車の前かごに双眼鏡・3脚とカメラバックを積んでペダルをこぎ、猿渡川の堤防へ行ってみた。狭い堤防で車はほぼ通らないので、散歩やジョギングに利用する人は多い。待つ事30分暗くなってきて目を凝らすと薄っすら…

NGC7139 <Cepheus>

惑星状星雲と言えば先ずはナローで開始が習慣になっているが、RGBでも良く写ったのでHαやO3で撮る必要もないくらいだった。4600光年と遠いものの色鮮やでガス濃度が高いのだろうか。惑星状星雲では周囲にガスが濃縮してるように見えものが多いが、国立天文台…

Sh2-119 <Sygnus>

撮るぞの段になって雲が広がって已む無く中止が2回ほど続いていたが、やっと撮れた。ベランダの床温も下がって汗ばむ事は無くなり、椅子に腰かけて夜空を見ながらの撮影も久方だ。ビールでも読みながら・・・片付けがしんどくなるのでそれは止めた。 撮影日…

Apr294 糸引き銀河 <Aquarius>

糸引き銀河の糸はどちらのものか? SIMBADで銀河サイズを調べて見ると、中央のArp295aは長径11万光年、上側の相方Arp295bは6.6万光年となっていたので、糸は主に相方の方からのようだ。下側の糸は途切れているように見えるものの、Arp295bの軌道に沿っている…

NGC7331 <Pegasus>

PixInsightでのスクリプトが続々登場していて、楽々画像処理の傾向だ。GraXpertも内蔵タイプが出てきてたので入れてみた。更にToolBoxなるものがあるとの記事を目にして早速入れてみたが、ナロー画像とのブレンドや合成が様々な切り口でやれるとあり、追々試…

PK080-101, PNG798 <Cygnus>

前日に機材の電気系チェックなどやっておいた事が効いて、3ケ月振りの遠征もトラブルは僅かで済んだ。PK080-101は写真中央の赤っぽいヤツで周辺に薄青星雲がある。一方PK080のやや右上に淡い赤丸のPNG798が見える。両方とも淡くもっと露光した方が良かったよ…