2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
先日の遠征では途中で曇ってしまい、RGBフィルータでの撮影途中で中断となってカラー化できず没になってしまった。こういう時期はカラーCMOSが良いなとしみじみ思った。ベランダだとまゆ星雲の"まゆ"はあまり写らないが、星雲自体は明るいので長時間撮影でな…
先の記事の最後の方でフラット補正計算の概要を書いてみたが、詳しい説明ではないため理解しずらいとの指摘もあったため、今回は具体的な数値演算で詳しく説明してみようと思う。なお先回の説明に使ったフラットイメージのグラフの曲線は、周辺部の輝度低下…
Image Calibrationでの設定を間違って処理した事でフラット補正をしくじった事までは分かったが、PixInsight Forumの言っていた「ケラレ状態」とはどんな状態なのかサッパリ分からなかったため、またいろいろ調べてみた。その結果、間違い処理の元々はbiasデ…
先日PixInsightのフラット補正が合わないため、ステライメージでやってみたら上手く行った、と言う記事を書いた。処理後のライト画像の中央が少し暗く落ち込む過補正状態になる。その後いろいろ調べ、更にPixInsightのForumにも聞いてみて、Image Calibratio…
最近はピントを撮影ソフトによる自動調整が普及してきて、APTやNINAにもメニューがあるが、我が機材は残念ながら手動調整しかやれない。25cm反射では頻繁にピント調整が必要なので、これが自動でやれたら大変有難い。そこで我が機材のフォーカーサ(Teleskop-…
思わぬ晴れ間が広がって来たので、東の空高く昇って来たこぎつね座の星雲を撮る事にした。しかし思わぬ晴もそう続かず2時間でドン曇りとなり、撮影は中断となったが、何とか画像処理可能な枚数は撮れた。ところでPixInsightでの画像処理で、昨年あたりからフ…
銀河腕が密に巻き付いた羊毛状は結構奇麗なので、極力狙う事にしているが、NGC7217は残念ながら我が機材では羊毛状が分かるほど大きく撮れない。調べてみるとNGC7217を羊毛状銀河と書いた記事はあり、形態分類からは理解できるが、一方では共鳴リング渦巻銀…
このAbell74は非常に淡くて手強い。Hαの2倍ビニング10分で薄っすらとかろうじて見えたが、晴れ開始が遅かったのと機材トラブルもあって、都合3時間露光では全然足りない。またの機会だ。 撮影日時 : 2022.06.29 PM22:10~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場 機…
NASAの綺麗な画像見て撮ってみる気になったが、Wikiによれば矮小銀河の分類になっていて直径は天野川銀河の約1/3と小さい。解像感は乏しいものの、濃いダストも見えて赤や青色は結構強く、活発な銀河らしいのは分かる。この時期の撮影可能時間もかなり短くて…