C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

銀河は続く・・ M100とNGC4312

星図ソフトで銀河団名を表示してみるといろいろと出てくるが、PC画面の2次元平面では距離が分からないので、Webで距離を調べて立体的な配置がイメージできる。

天の川銀河を含む"局部銀河群"はおとめ座銀河団の端っこに位置していて、そのおとめ座銀河団の中心は凡そ6500万光年とある。今回のM100銀河は星座上はかみのけ座になるが、おとめ座銀河団のメンバーで地球からは5500万光年とあり、銀河団の中でも天の川に近い所に位置している。M100以外のメシエ銀河や明るいNGC銀河がかみのけ座にあるものの、これらもおとめ座銀河団のメンバーだ。
写真左の大きな銀河M100の近くに淡い銀河が見えるが、これらはM100の伴銀河らしい。写真右のちょっと大きな銀河はNGC4312で距離は3600万光年となっているので、M100に比べたら隋分小さいようだ。

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撮影日時 : 2019.04.04 PM21:30~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材   : TS25cm反射(F4,1000mm) + MPCC(コマコレ) + QHY178Mカメラ
       EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃ , 1B gain=1 offset=270, 2B gain=0 offset=270
               L : 1B 10分×14枚, RGB : 2B 各5分×3枚  総露光時間185分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC