C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ぎょしゃ座の超淡い星雲 Sh2-224

ぎょしゃ座には3つの超新星残骸の超淡い星雲がある。手毬風のSh2-223と土偶風のSh2-224が並んでいて、もうひとつはおうし座との境界近くにあるスパゲティ風Sh2-240で、こちらは昨年撮った。手毬Sh2-223と土偶Sh2-224は一緒に撮られる事が多いようだが、我が機材には広写野の機材が無いので、土偶風のSh2-224を撮る事にした。
Sh2-224は数年前にRGBで2時間ほど撮って惨敗だったので、今回はナローフィルター2倍ビニングで星雲を撮り、星はRGBで撮って合体させることにしようとやってみた。当初4~5時間を予定したが撮影当初のミスで時間ロスし、最後は曇ってきてナロー枚数が予定より少なくなってしまった。
超新星残骸での非対称のガスの広がりはあるにしても、この土偶風の形になるような物理過程はどうなんだろうかと興味が沸く
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撮影日時 : 2020.10.24 AM00:15~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : Ginji150 +2korr (F2.9, 430mm) + QHY9カメラ + Optlongフィルター
     SynScan On GPD + QHY5-ii + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
     Hα : 2bin 15分×6枚、OⅢ : 2bin 15分×4枚、RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間210分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC, StarNet++
           HOO合成にRGBの星を抜き取り合成、Hα・OⅢの星雲マスクで強調