C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

うみへび座 木星状星雲(NGC3242)

良く見かける木星状星雲の写真はどれも青緑一色でちっともカラフルではい。ガスはどこまで広がっているのだろうかと更に調べてみた所、Astrodonフィルターの開発者で天体写真家でもあるドン・ゴールドマン氏の12時間露光の写真では、星雲の明るい部分の更に外側にドンと盛大に広がった赤いガスが写っていて見事な興味深い作品だ。
F値での2時間撮影では、相変わらず星雲中心の明るい部分しか写らないが、いつか希薄なガス雲を撮ってみたいものだ。
ただ画像処理している時に星雲内に赤色が混じった部分があって、写真ではその赤は希薄過ぎて出てこないものの、Hubble撮影の写真では赤色のジェットが写っていたので、そのジェットなのだろうか。

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撮影日時 : 2020.02.05 AM00:15~ 撮影場所 : ベランダ
機材 : FC125 +1.6Ex (F12.8,1600mm)+ QHY178 + Baaderフィルター
   EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃ Gain=10
           LRGB : 1bin L:5分×15枚、RGB : 各5分×3枚 総露光時間120分