C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

露光9分のM27

知人の惑星カメラによるM27撮影の刺激を受け、早速やってみた。

ゲインと露光時間をあれこれ組み合わせ試写し、月明かりと街明かりがあるので、ゲイン60で15秒露光が限界だ。星雲はそこそこ写っていて写真にできそうな気がしたが、この試写画像をステライメージで開けて階調幅を見ると、たったの150‼ それと縦縞ノイズも出ていて、うーーむ。この縦縞ノイズはシャッタースピードの速い惑星撮影では出てこないが、露光が長いと目立ってくる。フラットで消せるかどうかやってみないと分からない。今回の本番撮影は課題も見えてきてテスト目的なので15分で終了した。
下の写真では縦縞ノイズが目立たないように中間階調を下げてみたが、星雲中の中間階調も輝度が下がる。目につくノイズ消しの方を優先。
 

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撮影日時 : 2018.10.27 PM21:20~ 撮影場所 : ベランダ
機材       : Ginji150 (15cm反射, F4, 600mm) + MPCCコマコレ + ASI120MMカメラ
      Badaa LRGBフィルター
      EQ6Pro + QHY5-ii (ガイド)+ PHD1
撮影条件 : キャプチャーソフト SharpCap, キャプチャーサイズ 1280 x 960
      ゲイン 60, シャッタースピード 15sec
                L : 20枚 RGB : 各5枚 総露光時間9分
画像処理 : ステライメージ8でLRGB合成, Photoshop CCで色調整・強調