C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

非冷却カメラASI174M miniでの銀河撮影

非冷却ASI178M miniを遠征での銀河撮影に使って見た。小さくて軽く扱い易いのでオフアキガイドに使わない時には銀河や星雲撮影に使えないかだ。撮影した対象は先日デジ一眼で撮ったM88の横に並んでいた銀河NGC4548+NGC4571で、画像処理してみた結果は先ず先ずだ。
カメラコントロールソフトはSharpCapよりAPT(Astro Photography Tool)を使ったの方がやり易い。試写での写野確認は階調を上げれるAPTの方が便利だ。ASI174は画素数が小さいので2ビニングでの描画速度は早くて赤道儀アライメントにAPTを使える。
RGB撮影で2倍ビニングを使ったが、画素数が65万と小さくてアラが目立ってくるのでビニングせずにやった方が良さそうだと分かった。
しかし非冷却CMOSカメラは、デジ一眼と違ってアンプノイズがワンサカ出るので、いい加減なダーク撮影はやれない。それとASI174M画素数は260万と小さいので、QHY9やデジ一眼で撮ってトリミングしても解像度は大差なくなるので、使うメリットはそう無さそうにも思えた。

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撮影日時 : 2020.03.24 PM21:40~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : Ginji150(F4,600mm) + ASI174M mini + Baader LRGBフィルター
          SynScan On GPD + QHY5-ii  + PHD1
撮影条件 : L : 1bin(gain=5) 10分×6枚、RGB : 2bin(gain=0) 各5分×3枚
                 総露光時間105分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC