この銀河は銀河腕が相当捻じれて異様な形となっている。銀河腕の異様な変形の原因は一般的には、他の銀河との相互作用や衝突などによるが、近くに影響を及ぼしていそうなペア銀河が見当たらず成因は分からないらしい。
10月にこの銀河を撮影しようとしたが、この時はオートガイドのキャリブレーションで「RA方向に星が十分動きません」とメッセージが出て設定できず撮影は断念した。NGC2146はきりん座にあるが、北極星から角度で12度くらい離れた場所のせいで、こういう事が起こるようだ。そこで先日ベランダで北極星から15度離れた星でのキャリブレーションはすんなり設定できたため、そこから望遠鏡を北極星から12度離れた星を使ってガイドした所、普通にガイドができた。この方式でこの夜の撮影は上手く行ったが、有効な範囲がどこまでなのかとかはさっぱり分からない。
撮影日時 : 2021.11.28 PM20:30～ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : Ginji 150+ MPCCｺﾏｺﾚ + QHY178Mｶﾒﾗ + ASI LRGBﾌｨﾙﾀｰ
SynScan On GPD + ASi120M miniｶﾞｲﾄﾞｶﾒﾗ + PHD2(ｵﾌｱｷｶﾞｲﾄﾞ, APT撮影)
撮影条件 : -20℃, L:1bin 10分×12, RGB : 2bin各5分×4枚、総露光時間 180分
画像処理 : Pixinsight, Photoshop CC
