背景の淡い赤星雲がやたら多くて補正はどうも怪しいが、それはさておいてNGC1788を強調し過ぎると飽和範囲が広がって元も子もなくなるため、マスク併用でHDR Miltiscale transformで処理してみた。マスクはColor maskスクリブトでBlueのものを青星雲以外はCloneStampで黒塗りしたものと、これをRange maskを使ってボカシした2通りで処理してみた。その結果、ボカシマスクだとHDR処理効果無しとなり予想と違った。その原因を考えて見ると、輝度変化の大きい所でマスクをボカすと処理後の輝度変化は滑らかになり、HDR効果が激減したようだ。なるほどなぁ～
因みにマスク無しHDR処理だと、輝星がくすんで締まりのない画像になった。
撮影日時2024/11/06 PM23:10～ : 撮影場所 :旭高原元気村
機材 : TS254 + TMaxｺﾏｺﾚ + QHY9 + Antlia Ha, Optlong LRGBﾌｨﾙﾀｰ
EQ6 + ASI174ｶﾞｲﾄﾞｶﾒﾗ + PHD2、NINA撮影、ｵﾌｱｷｼｽ
撮影条件 : -15℃, L:1bin 10分×8枚、Ha:10x6、RGB : 2bin 5×4、総露光時間 180分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC, GraXpert
