C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

象の鼻 IC1396

9/25夜のGPV予報は良くなかったものの、GPV外れは良くあるのでダメ元で遠征した所、"ビンゴ!!"。ただクリアな空ではなく夜露はドバドバ状態で、機材も服もすっかり濡れてしまった。屈折鏡筒はフードヒータで結露せずに持ち堪えたものの、15cm反射の方は長いフードでは乗り切れず、結露してしまって途中で撮影打ち切りとなった。

屈折ではIC1396と次にSh2-155(洞窟星雲)を撮影したが、Sh2-155の途中からフィルター交換が上手く行かずRGBが撮れずとなってしまった。PC画面上は正常に動作しているように見えたが、実際にはフィルターは途中で停止していた。帰宅後確認した所正常に動作したので、信号ケーブルの接続や初期化ミスがあったかもしれない。自動お任せではなく正常動作かどうかをチェックしながらやらないといけない。
次の遠征ではSh2-155はRGBだけを撮れば良いので、全くの無駄にはならない。
下の写真はフィルターホイールがおかしくなる前に撮ったので、RGBも
一通り撮れた。IC1396自体は大変大きな星雲で"象の鼻"はその中にあり、写真の左側にある濃い赤色のクネクネの事。象の鼻には見えないが、識別するために誰かが適当に付けた名前だ。星の周囲にあるちょっと濃い目の水素ガスが、恒星風で吹き飛ばされて壁が連なっているように見えるが、自然の造形とは言え不思議な感じだ。

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撮影日時 : 2017.09.25 PM20:07~ 撮影場所 : 愛知県段戸山牧場
機材       : FC100+FC35(F5.2, 528mm) + QHY9S-M(Optlongフィルター)
     EQ6Pro + ASI120MM + PHD
撮影条件 : 冷却温度-15℃, Gain 11, Offset 112
               L : 10分×6枚、RGB :各10分×2枚 露光時間計 120分
画像処理 : ステライメード8、Photoshop CC