C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ASI174MM miniの効果とM81,82銀河

オフアキカイドではガイドカメラにQHY5-iiを使っていたが、天の川を外れて星の少ない領域だとQHY5-iiの感度では星が見つからないとか、星が見つかってもシャッタースピードを2秒以上にしないと星ロストに陥って用を為さない。何とかしないと銀河撮影ができないのでカメラ探しを始めた。オフアキ用では高感度センサーを使っているLodeStar X2が有名なのだが高すぎる。ASI174MM miniならLodestarより安く、センサーのピクセルサイズがLodestar並みにデカイので購入する事にした。
先日届いたそのASI174MM miniを早速ベランダでオフアキガイドカメラとして使って見た。月明かりでまばゆいしし座に望遠鏡を向けてガイド星が写るかやってみると、おぉーー写っとる!!  QHY5-iiに付け替えてみると星は見えない!! 感度差は断然違うと確認出来た。

翌日は風もない穏やかな夜となったので、久し
ぶりに北側通路に機材を出してM81,M82銀河
を撮ってみた。
オフアキガイドでの星探しの手間が無くなり、
その分撮影スタートも早くなるので気分的に
も楽になる。(右の写真)
M81や82は明るいのでベランダでも良く写る。
そこで撮影が終わってからM81が眼視出来るか
やってみた。微かに光芒くらいは見えるのでは
と期待したのだが、全く見えない!!

下の写真のM81はQBPフィルターを使っているため、バルジ近くの塵の帯は全く写っていないが、M82の水素プラズマ流は当然良く写っている。
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撮影日時 : 2020.03.12 PM20:30~ 撮影場所 : ベランダ
機材 : 25cm反射(F4,1000mm) + QBPフィルター + MPCC + QHY9カメラ + Optlong LRGBフィルター
   EQ6Pro + ASI174MM-mini + PHD1 (オフアキガイド)、ガイダーはOrion製の薄型
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
L: 1bin 10分×9枚、 RGB : 2bin 各5分×3枚 総露光時間135分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC