下の写真はりょうけん座の銀河で、左端がNGC5371、右端にはやや大き目銀河3つと左下に続く小さな銀河が見える。この右側に並んだような銀河たちは銀河群を形成していてHCG68の番号がある。左の銀河はグループには属さない孤立銀河となる。
昨年ステファンの5つ子を撮り、今年初めにはしし座NGC3190を含む銀河群を撮ったが、このような銀河群はヒクソンコンパクト銀河群と呼ばれカタログ化されていて100個ほどある(なおコンパクト銀河群カタログはヒクソン以外にも4つくらいある)。
こういうコンパクトな銀河集団では、銀河団内の銀河やポツンと孤立した銀河と違った特徴があるらしい。何と言っても銀河間の距離が近いので衝突は多く、銀河回転やハローの星の分布も特異的で何やら面白そうだ。
撮影日時 : 2020.03.21 AM00:55～ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : Ginji150(F4,600mm) + MPCC + QHY178MM + Baader ﾌｨﾙﾀｰ
EQ6Pro + QHY5-ii + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃
L : 1bin 10分×12枚、RGB : 2bin 各5分×3枚、総露光時間165分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
