月が明るい上に薄雲がずっと漂っていて条件は酷いが、へびつかい座にあるNGC6369を狙ってみた。SharpCapでの1秒露光でもうっすら写るので結構明るい星雲だ。幽霊星雲と呼ばれているが、視直径が1.1'しかなく我が望遠鏡では小さ過ぎてその雰囲気は無い。この星雲は天の川の中にあるので、山で撮ればおびただしい微光星を背景にボッコリとあるんだろうなと思えるが、QBPフィルターを使って撮ると微光星は殆ど写らず、天の川にある星雲と言う特徴は無くなってしまう。
いつものL画像10分露光をやってみた所、白飛び飽和して真っ白画像となり、5分に落として普通の画像になった。それほど空が明るいという事なので画像の背景は残念ながら荒れ気味だ。
撮影日時 : 2020.06.08 PM23:00~ 撮影場所 : ベランダ
機材 : 25cm反射(F4,1000mm) + QBPﾌｨﾙﾀｰ + TMaxｺﾏｺﾚ + QHY178ｶﾒﾗ + Baaderﾌｨﾙﾀｰ
EQ6Pro + ASI174M mini + PHD1 (ｵﾌｱｷｶﾞｲﾄﾞ)
撮影条件 : カメラ冷却温度-15℃
L : 1bin 5分×14枚、RGB : 2bin 各3分×3枚 総露光時間97分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC
