C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

小型レンズ用のヒーター自作

昨年末ネット通販でレンズヒータを購入したが、24mm
レンズ用には大き過ぎて使い難いので、秋雨前線の時期
に自作しようとやってみた。
右の写真は上記のヒータをフードに巻き付けた状態だが
ヒータ部が幅広のためピントリング部分も覆うほどにな
りピントリングを動かし難い。

ヒータ用バッテリはエネループ4本で、5V・1900mAhの
制限で許容電流は6時間使用として0.32Aが前提となる。
これでヒータ線の抵抗は 5V/0.32A=15.6Ωとなるので
先ずはヒータ(ニクロム)線をホームセンターの自作コー
ナーで購入し(右の写真)、ニクロム線の抵抗値を測定してみた。       
これを元に計算すると必要な長さは70cmとなる。長さが確定できたので、
必要な長さのシリコンチューブを購入し、ニクロム線をシリコンチューブに
挿入して、ニクロム線の両端と銅線とを圧着端子を使って接続した。
圧着端子部分は耐熱絶縁テープでガッチリ固定して線がむき出しにならないよ
うにした。(ニクロム線・銅線の接続用圧着端子とシリコンガラスチューブ
はホームセンターの電材コーナーで購入)
不要なUSBケーブルをカットして電源線を繋ぎ、モバイルバッテリへも接続で
きるようにした。
ヒータ線は2つ折りにして耐熱絶縁テープで固定しばらけない
ようしてレンズに巻き付けると、24mmレンズでは丁度良い具
合となる。ただこれでヒーター温度はどうなるかと言うと計算
は厄介で、手での感触の方が確かだ。

ホンノリ温かくて先ず先ずの感触となった。レンズ周囲の鏡胴
部を加熱するので、フードへ巻き付けて加熱するより低熱量で
済むが、結露の酷い時にこれで凌げるかはやってみないと分か
らない。
下の写真はレンズにヒータ線を巻き付け、有り合せのゴム入りバンドで固定した状態。遠征で活躍できる時が楽しみだ。
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