C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おとめ座の銀河 NGC5746+NGC5740

15cm反射は今迄200mmガイド鏡を使っているが、オフアキでやってみようとセッティングした。しかし事前の調整をやらずにいきなりだったこともあり、どうにもガイドカメラに星像が出てこない。結局いつものガイド鏡に戻しての撮影となった。このロスがあって月の出までに予定の半分しか撮れず、月が登って結構明るくなった空で撮り続る事にした。梅雨時にいつこのつづきがやれるか分からないのでダメ元だ。撮って見ると背景が少し明るくなった程度で悪くない。シメシメ・・・の気分だ。
画像処理の時に、改めてライト画像を月の出前後でどう違うか見てみたが、画像の違いは上述の状態で、画像明るさデータの統計値を見ると中央値が移動したような状態で標準偏差は大差ない。明るい星の中心のピクセル値は16ビット諧調でMax50000以下と飽和もしていない。満月は流石に無理としても、月ありの夜でも明るめの銀河ならそこそこに撮れると分かった。これで出撃チャンスは広がった。(#^.^#)

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撮影日時 : 2021.05.30 PM22:10~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : Ginji150+MPCC+QHY178Mカメラ + ASI LRGBフィルター
   SynScan On GPD + QHY5-ii + PHD1 (APTディザリング)
撮影条件 : -20℃, L : 1bin 10分×7枚、RGB : 2bin 各5分×3枚 、総露光時間 115分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC