C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ちょうこくしつ座の銀河NGC613

2本腕の格好良い綺麗な銀河なのだが、風で25cm反射鏡筒が使えず10cm屈折鏡筒での已む無し撮影となった。南低空で終盤になると薄雲が出てきての撮影となり、画像処理には苦労したが、綺麗な2本腕にはなったのでまあいいかだ。

機材 : FC100 + QHY183Mカメラ + Baader LRGBフィルター
   EQ6Pro + ASI120M ガイドカメラ + PHD2(APT撮影)
撮影条件 : -15℃, L :1bin 10分×6枚、RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間 120分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC

今回の背景処理ではGraXpertを使った方が悪化してしまった。周辺減光が補正し切れずの状態で残っていて、そのままGraXpertで補正すると酷いマダラ模様ができてしまった。この場合はDBEでやっても同様な傾向だ。そこでABEのカブリ補正次元数を6~8でやってみた結果それほど酷いマダラ模様にはならなかったので、次元数をどうするかがカギのようだ。小さいマダラ模様は濃淡が強く(GraxPert,DBE)、大きなサイズのマダラは濃淡が少ない(ABE)傾向になった。濃淡が少なければ、背景の輝度値を下げる事でまだら模様は目だたなくできる。