C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

O3フィルター Antlia 3nm vs Optlong 6.5nm

先日木星状星雲撮影で、Antlia 3nm O3フィルターが15分露光全く写らなかったため、フィルターが本当にO3なのかと疑わしいと書いた。Antlia 3nm O3とOptlong 6.5nm O3を同一の電動フィルターホイールに組付け、うみへび座のAbell 33を撮影して比較してみた。
下はその比較した結果で、どちらも同程度にAbell33は写っていて、Antliaフィルターは間違いなくO3だと確認できた。星の大きさを比較するとOptlongの方が幾分大きく、半値幅の違いによる効果が出ている。
 使用機材と撮影・処理条件
 Ginji150+MPCC+QHY9カメラ、-15deg, 露光時間 2x2 300sec、どちらも同一条件
 PixnsjghtでのMasked stretch target=0.2 で強調、上記の写真はトリミングしたもの
取敢えずホっとしたものの、先日の遠征でO3ガスが全く写らなかったのは原因がサッパリ分からない。霞みがかった空では、波長の短いO3の方は分散が起き易かったのか??? 

 コロナ発症でほぼ1週間、解熱・頭痛薬を飲んで凌ぎ症状はだいぶ収まってきたが、軽くて済んで分かった。ヤレヤレだ。