C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

Quad BPフィルター

先月注文していたQuad BP(クアッド バンドパス)フィルターが届いたので早速ベランダ撮影で使って見た。このフィルターは一眼デジでのナローバンド撮影に使えると言うのがうたい文句であるが、冷却CCDカメラ+LRGBフィルターとの組み合わせでやってみた。狙ったのは今季撮っていない馬頭星雲を、月が登ってくるまでの撮影と云う事で2時間弱露光で終了した。

画像はノイズが多くて淡い部分の強調はやれなかったが、純ナローフィルターでの画像に比べて星色が酷くない。この点は良いので遠征で淡い星雲の撮影に使えそうだ。BPと似たセミナローのLPS-V3では星周囲はウンザリするほどの盛大な赤ハロが出る。これが無くなるのは有り難いことだ。
この撮影では赤道儀と撮影コントロール1スターアライメント以降は撮影終了まで部屋でのPC操作で行った。遠征での低温によるPC充電できずを回避するため車中で操作する事にしようと、その練習をやってみた。練習はトラブルなくやれた。倉庫にしまっておいた簡易テーブルを引っ張り出して車に既に積んだので、あとは遠征本番だ。寒さもこれで乗り切れる!!

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撮影日時 : 2019.01.23 PM19:45~ 撮影場所 : ベランダ
機材       : FC100+FC35(F5.2, 528mjm) + BJ42Lカメラ
                BPフィルター + Badaa LRGBフィルター
      EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度 -10℃
     L : 10分×7枚 RGB : 2xビニング 各5分×2枚 総露光時間100分
画像処理 : ステライメージ8, Phodoshop CC