C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

HDDがおかしくなってしまった。

IC1396をQBPフィルター ∔ カメラレンズ + デジ一眼の組み合わせでベランダで撮れるか、をやってみた。この夜は雲の通過が多く良くなかったが、短時間撮影なら雲通過の合間にやれるかもと何枚か撮影し、薄っすらとIC1396は見えた。
ここまでは良かったが、翌日PCにデータを取り入れて画像処理を始めたところ、ステライメージでのデータ読み込みが異様なほど遅く何やらおかしい。DPP(キャノン用現像ソフト)で画像を見てみようと開いたところ、何と表示できないファイルが出てきた。
データが壊れたかも(*´Д`)・・という事で、WindowsのHDDエラー修復ツールのCHKDSKでHDDを診断すると、セクタ不良が複数個所あってギョギョギョ!! ( ゚Д゚)
(補足:不調になったHDDはデータ保存専用で、OSの入ったSSDは問題なし)
Webで調べると、HDD終末期に近い症状で物理的におかしくなっているようだ。動作のやばいHDDからのデータ取り出しは、一旦HDDクローンを作ってそこからデータを取り出すのが無難らしい。早速新品HDDを買ってきてHDDクローン化をやってみた。
しかしeaseUSもAOMEIも2~3時間やってもクローン作製がほぼ停止してクローン化は諦めた。どうも想像以上に酷い症状だ。已む無く健全データを単純コピーしていくしかない。データ読み込み出来ない時はスキップするしかなく、スキップしたファイル名さえ分かれば修復はできる。と云う事でコピー作業は650GBのデータ量で何と6時間を超えた!!  セクタ不良でなかなか読み出しできない箇所になると極端に処理は遅くなる。しかし読み出せない!!と警告が出た個所は思ったほど多くなく、合計6回で済んだ。ところが、作業が終わってIC1396のファイルを開いたところ、データとしては使えない状態になっていた。データは開くことができたものの、まともなデータではなくなっていた。他にもダメなデータはないか重要なデータを中心に診てみたが、あに図らずどれも正常でちょっと安心した。HDD故障に遭遇は20数年ぶりだが、これに懲りて定期的なデータバックアップはやっておかないといけない。
<ベランダ撮影のIC1396>
生き残っていた3枚でコンポジットし画像処理してみた。
左がコンポジットした状態、右は背景補正と星雲強調したもの
コンポ画像ではIC1396は写っているが、ダーク補正なしもあって赤ノイズが酷い。

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ニコン135mm単焦点 F4+QBPフィルター+Canon KissX6i
ポタ赤PanHead
ISO800, 2分露光×3枚をコンポジット