C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

はくちょう座の反射星雲vdB136とボールプランジャーの効果

数年前に屈折+デジ一眼で撮った時は惨敗で、星しか写っていないと言う有様。反射星雲は影も形もなし。今回は4時間露光でやろうと始めたものの、何やかやのトラブルで2時間しか撮れず、翌日薄曇り予報ながら晴れ期待で出かけた。ところが予報は的中でサッパリ晴れて来ず、夜半もかなり過ぎてから何とか撮れる空になってくれた。なかなか上手く事が運ばない。vdB136は黄色の反射星雲で下の写真の中央左下の小さいヤツ。
レデューサ使って広写野にしたのは失敗だった。ただ良かった点は、接眼部のスリーブ固定ネジを回転ボール付きネジ(ボールプランジャー)に替えた事でスリーブの傾斜が無くなり、スケアリングが良くなった事が確認できた。以前は写野の角近くの星はほぼ毎回歪んで、酷い時には角に輝星があると、二重のスパイダー光条が出るなど、撮るのが嫌になるほど悪化したのが、これが全部解消できた!!

撮影日時 : 2022.05.04 AM01:40~、05.06 AM01:30~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場 
機材 : Ginji150 + 2korrレデューサ + QHY9カメラ + Optlong LRGBフィルター
   SynScan On GPD + ASI120M miniガイドカメラ + PHD2(オフアキガイド、APT撮影)
撮影条件 : -20℃, L :1bin 10分×12枚、RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間 180分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC