C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おひつじ座LDN1458と背景補正ソフトGraxpert

LDN1458中心に撮ってはみたものの冴えない出来栄えで、写野選択を失敗した。色のメリハリが付けば少しは良くなるかもしれないが、どうにも色が出ない。
今回星友情報で背景カブリやグラデーションなど複雑なものも補正できるフリーソフトGraxpertを使って見た。ファイル保存形式にxisfもあって便利だ。LRGBの各画像の背景補正に適用し、その後RGB合成した結果、背景にまだら模様の色は全く出なかった。
PixInsightの標準ツールDBEも優秀なツールだが、それでも大抵まだら模様は出てくるので、DBEよりも優秀なツールだと思われる。
写真右上にひっそりと腕を延ばした風のLBN143がある。4年前に撮った時には背景補正が上手くできなかったが、今回改めてGraxpertとPixInsightを使って再処理してみた。
<2022.10.26撮影のLDN1458>

撮影日時 : 2022.10.26 19:40~ 撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場 
機材 : Ginj150 + 2korr コマコレ・レデューサ + QHY9カメラ + Optlong LRGBフィルター
   SynScan On GPD + ASI120miniガイドカメラ + PHD2(APT撮影)
撮影条件 : -15℃, L :1bin 10分×12枚、RGB : 2bin 各5分×4枚、総露光時間 180分
画像処理 : PixInsight, Photoshop CC, Graxpert

<2019.12.28撮影のLBN743>・・・腕を延ばしたような星雲

撮影条件 : 鏡筒とカメラは上と同一、撮影地も同一
     L:1bin 10分×9枚、RGB:2bin 5分×3枚 、総露光時間135分
画像処理 : ステライメージでRGB合成済の画像とL画像をGraxpertで背景補正し、その後PixInsightでLRGB合成、星雲強調、星色補正を行った。この処理でもGraxpertでは背景はスッキリ補正された。