C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ハッブル色のバラ星雲

25cm反射鏡筒でスリーブせり出し量を小さくするために主鏡位置を直さないといけないと思っていたが、直すにも手間がかかるので手付かずだった。月あり時期の宿題と言う事で先日やっと直した。スリーブせり出し量変更で主鏡位置も修正するため、その後の光軸調整が嫌なのである。光軸調整を鏡筒を寝かせてやるのは楽だが、鏡筒を立てた途端に狂ってしまうため、鏡筒を立てた状態で光軸調整をやらないといけない。調整中は中腰状態が続くのでこれが堪らない。
修正が完了し早速ベランダでの撮影テストをやってみた。馬頭を1枚撮ってみたところ何だか影絵みたいで面白味がない、と言う事でバラ星雲に変更。
バラ星雲はSⅡフィルターでもそこそこ写ったので、真っ赤かなバラは止めてハッブル風の青入り黄銅色のバラにした。SⅡでそこそこ写ればハッブルバレット用に諧調を上げても画像荒れはそう酷くならないが、撮影4枚/フィルターではやはり荒れは目に付いた。

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撮影日時 : 2017.12.19 PM22:02~ 撮影場所 :ベランダ
機材       : UNC25410(TS社25cm反射)+2korr(SA社レデューサ)
      QHY9S-Mカメラ、QHY-FW2フィルターホイール + OPtLongフィルター(半値7μm)
撮影条件 : カメラ冷却温度15℃, Gain 11 Offset 112
               Hα, OⅢ, SⅡ各10分x4枚  露光時間計 120分
画像処理 : ステライメージ8でカラー合成し、マトリックス色彩補正で色調整
     Photoshop CCで仕上げ
 参考) ハッブルバレット用の諧調幅補正値 Hα:OⅢ:SⅡ=1:3:4