C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

化粧直しのメデューサPK205+14.1

先月ナローフィルターを使ってベランダからメデューサ星雲PK205+14.1(Sh2-274)を撮ったが、今月はもう少しクリアにできないかと遠征でLRGB+ナローの組合せで撮った。

前日に光軸をバッチシ合わせて臨んだもののネジ締めが不足のようで、撮影開始前に光軸確認したら、何と主鏡も斜鏡もズレていて Oh NO!!。この光軸直しで貴重な時間を浪費してしまったのが響いて、予定の撮影枚数に至らずとなってしまった。レーザコリメータでのちょい調整では済まず、コリメートアイピースを暗い中で使っての調整はホント厄介。Ginji150はネジをきつめに締めても斜鏡の方は光軸がずれ易いので車の後席に載せる事にしているが、25cm反射は流石にラゲージしか入らない。ネジ締めだけでなく厚めの緩衝材を敷いてズレは何とか対策したいものだ。
もうひとつ、QHYのカメラ制御ソフトEZCAPを使っているが、Hαで撮ったハズなのになぜか撮ったデータはLになっていて、どうも動作がおかしい。メニューにある撮影スケジュールツールを使わなければ、こうした間違いは起こらない。ユーザーの操作に対して制御結果を直に画面表示にすれば済むのだが、EACAPはそうなっていない。フィルター制御をASCOMにした方が操作=表示と確実なので、EZCAPはカメラ制御のみにした方が無難のようだ。と言う訳でHαのデータはたったの2枚になってしまった。

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撮影日時 : 2018.01.14 PM20:14~ 撮影場所 : 愛知県段戸山牧場
機材       : UNC25410+2korr(730mm,F2.9) + QHY9(カメラ)
     + CWF2 x Optolongフィルター(LRGB, Ha, O3)
                EQ6Pro + ASI120MM(オフアキ) + PHD
撮影条件 :カメラ冷却温度 -15℃, Gain 11, Offset 112
              L:10分×8枚, RGB:各10分×2枚, Ha :10分×2枚, OⅢ:10分×4枚
              露光時間計 200分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC