C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

ボケボケのソンブレロM104

QHY178Mカメラでの銀河撮影は楽しみとなったが、ひとつ課題がある。先日の屈折
660mm+QHY178での写真(アンテナ銀河)で星は結構肥大化した。シュミカセのような長焦点望遠鏡での写真では星は肥大化してボケ気味になるが、QHY178カメラで更に焦点距離の大きな望遠鏡を使ったら肥大化やボケ具合はもっと顕著になるのではないか。
と云う事で、QHY178M+1000mm望遠鏡組み合わせでベランダからソンフレロ銀河
M104を撮ってみた。結果は星はボケボケ肥大化で予想通りの姿になってしまった。ベランダ撮影のため背景荒れもあって良くない。
QHYのフォーラムを辿ってカメラのgainとoffset推奨値が掲載されていたのを見つけた。それによればQHY178Mではgain =1, offset=270とあり、私の取敢えず使った数値は出鱈目だ。上記の適当な条件だと星は輝度が高すぎて飽和し易い方向にはなるので、星の肥大化の要因だったかもしれない。M51銀河撮影ではgain 0と10で撮った画像を見比べると確かにその傾向がある。2binの推奨値は出ていなかったのでQHYに聞くしかない。

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撮影日時 : 2019.03.16 PM22:30~ 撮影場所 : ベランダ
機材       : 25cm反射(F4,1000mm)+ BPフィルター+QHY178Mカメラ+Badaa LRGBフィルター
               EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃ gain 10 offset 0
               L: 1bin 10分×10枚 RGB: 2bin 各5分×3枚 総露光時間145分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC