C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おとめ座銀河NGC5363,5364

25cm反射鏡筒は風に弱いので予報で風速2m/sとなっていたらもう出番なし。5月に入って反射の使える夜は無く、屈折鏡筒での撮影となった。できるだけ大き目でそこそこ明るい銀河に絞るものの、鏡筒反転を嫌っておとめ座やりょうけん座の子午線付近の対象に限ると、撮れる対象は限られる。

写真の2つの銀河はうしかい座近くのおとめ座にあり、左の楕円銀河がNGC5363で地球から4800万光年、右の渦巻きがNGC5364で5500万光年(距離データはNEDによる)。 楕円銀河は撮っても詰まらないと思っていたが、近くに見た目サイズが同じ程度の渦巻き銀河があると色の対比があって悪くない。
この夜の撮影ではフィルター制御をEZCAPし使わずFireCaptureを使った。4月にEZCAPを使った事でRGBデータがまともに撮れないトラブルに遭い、これに懲りた。
FireCaptureで不安なく撮影できたのが一番の収穫だったかも。

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補足: 写真の左が北方向になる。
 
撮影日時 : 2018.05.10 PM21:55~ 撮影場所 : 愛知県茶臼山面の木
機材       : FC125(F8,1000mm) + QHY9カメラ + Optlong LRGBフィルター
      フィルター制御はFireCapture
               EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃、L : 10分×8枚、RGB : 2ビニング 各5分×3枚
     総露光時間 125分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC