いて座干潟星雲の横に薄っすらと写る通称"猫の手星雲"なのだが、この猫の手にはIC番号で3つ、NGC番号でひとつ、Barnard番号でふたつと区分上はひとつになっていない。白っぽい星雲のまとわり着いたヤツがIC1274で、この白っぽい星雲は明るい星に近寄った分子雲が照らされていて、照らしている星の色を反映しているのだろう。下の方で三日月形の赤い星雲と隣に明るい白っぽいガスを含めてNGC6559なのだが、６年前に米国天体写真家の作品を見た時にどうしてこんな形の星雲になるのかと不思議さに魅せられた。
撮影日時 : 2018.05.11 AM00:50～ 撮影場所: 愛知県茶臼山面の木
機材 : FC125 + FC35 (F5.3, 660mm) + QHY9ｶﾒﾗ + Optlong LTGBﾌｨﾙﾀｰ
EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : ｶﾒﾗ冷却温度-20℃
L: ﾋﾞﾆﾝｸﾞなし 10分×7枚, Hα : ﾋﾞﾆﾝｸﾞなし 10分×２枚
RGB : 2倍ﾋﾞﾆﾝｸﾞ 各5分×3枚
画像処理 : ｽﾃﾗｲﾒｰｼﾞ8, Photoshop CC
Hα画像は演算で10倍して諧調を調整し、その後R画像とｺﾝﾎﾟ
