タムロンレンズSP200(マクロ)の片ボケが酷くなったため、メーカへ送って修理してもらった。約１週間ほどで戻って来たので、早速撮影して確かめようと意気込んで遠征に出かけた。試写してみて片ボケは無く直った!!
ここまでは良かったが、以降の本格撮影の方は結露でまともに撮れずとなってしまった。夜露が酷くなった状態で開始直前にレンズヒータONは遅過ぎたようで、撮影して４枚目以降はまともに撮れていなかった。下の写真はその4枚をコンポジットして仕上げたもの。
家に帰ってからドライヤーで乾かすとレンズ内の空気が温まって、レンズ胴内は飽和水蒸気が満タンとなり、中玉が曇ってしまうほどだった。
ところで、赤い星雲のIC1396の隣で明るい黄色い星ガーネットスターが彩を添えているのだが、星雲は地球から2600光年、ガーネットスターは凡そ倍の5900光年とかなり離れている。ガーネットスターは肉眼で見ても綺麗だが、5900光年も離れているのにこれほど明るく見えるのは、それもそのはずで大きさ(直径)は太陽の1420倍、明るさは35万倍ととてつもなく、大きさを太陽系で例えると土星の軌道を越えるようだ。大きいので表面温度は2000°K以下で黄色っぽい。直径で太陽の500倍を超える特大星は20個程度知られているようだ。
撮影日時 : 2018.05.19 PM23:55～ 撮影場所 : 愛知県段戸山牧場
機材 : ﾀﾑﾛﾝSP200ﾚﾝｽﾞ(F2.8→F4,200mm) + Nikon D5100(LPS-D1)
EQMOD GPD + QHY5P + PHD1
撮影条件 : ISO3200, 3分×4枚 総露光時間12分
画像処理 : ｽﾃﾗｲﾒｰｼﾞ8, Photoshop CC
