超巨星と言えば、さそり座アンタレスやケフェウス座のガーネットスター、オリオン座のベテルギウスとリゲルなどは良く知られているし、見かけも明るいのですぐ分かるが、たて座のUY星は見かけが10等星なので肉眼では見えない。しかし大きさは太陽の1700倍(ベテルギウスの2倍弱)と地球から観測できる星々の中では現時点デカさでは1番のようだ。
下の写真中央のひときわ明るい赤っぽい星がそのUY星なのだが、これを見てもその巨大さは分からない。UY星は地球から9000光年で、周りの星々の明るいものは大半は1000光年以下、淡い星々は数千光年と言う違いを入れて見るとデカさが何となく分かる。たて座～へび座を昨年撮影したものがあったので、これにUY星の位置をマークしてみた。M16わし星雲は7000光年、Sh2-54は6200光年なので更に先にあることになる。
<たて座UY星>
<たて座UY星の位置>・・・2017.04.28撮影(SP200+Nikon D5100)
撮影日時 : 2018.08.03 PM22:15～ 撮影場所 : 愛知県段戸山牧場
機材 : FC125(F8,1000mm)直焦 + Nikon D5100(LPS-D1)
EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : ISO3200, 3分×10枚
画像処理 : ｽﾃﾗｲﾒｰｼﾞ8, Photoshop CC
写真は50%トリミングし、2000mm相当
