この夜の面の木は土曜夜とあって、撮影・観望を楽しむ人達で混雑気味の賑わいになった。ところが残念なことに21時を過ぎた辺りから雲が広がってチラチラ星状態で、暫く待っても晴れてこないため、諦めて段戸山牧場へ行ってみた。
この夜はヒアデス星団の周りの分子雲を撮ってみようと思っていたが、おうし座はもう西寄りの空にあって、光害で空が明るくなり始めた辺りだ。30分ほど撮影して終了するほかなく、また次の機会となった。
明るい橙色がおうし座主星のアルデバラン、近くの青白い星々はヒアデス星団で星団の規模としては小さい。こげ茶のモヤモヤがおうし座分子雲。アルデバランのやや右斜め上に分子雲の密集した所で、赤ちゃん星に照らされた分子ガス雲があり(Sh2-238,239)、Sh2-238はハインドの変光星雲で名高い。
撮影日時 : 2018.11.11 AM01:30～ 撮影場所 : 段戸山牧場
ボタ赤 Panhead
撮影条件 : ISO3200, 3分×12枚 総露光時間36分
画像処理 : ｽﾃﾗｲﾒｰｼﾞ8, Photoshop CC
