写真左の銀河NGC5850の中心の棒状腕ははっきり分かるが、棒状の外側の銀河腕は少し乱れがあるそうだ。2億年前に写真中央の明るい黄銅色の楕円銀河NGC5846と高速遭遇によるものとあった。楕円銀河NGC5846のすぐ下にあるのは星ではなく銀河で、NGC5846のごく近傍にあって潮汐力を受けるくらいの関係にあるらしく、いずれ飲み込まれてしまうのだろうか。
NGC5846は親分銀河のようで、その右側の小さい楕円状の銀河(NGC5845)や更に右にある銀河(NGC5839)も仲間(グループ)となっていたが、親分銀河の体格は物凄いとなる。左のNGC5850は離れてしまって仲間に入っていない。距離をSIMBADで調べたらNGC5846から2700万光年も離れていた。
この撮影では機材トラブルやらいろいろミスもあり、L画像は予定の露光枚数に至らずとなった。RGBを意図せずの長めの露光で相殺となったが、SharpCap画面の文字が小さくて見逃したのが痛い。
機材 : FC125 + FC35(F5.3, 660mm) +QHY178M + Baader LRGBフィルター
EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ非冷却 <設定ミス (*'ω'*)>, gain=5, offset=270
L : 1B 10分×4枚, RGB : 2B 8.3分×3枚 <設定ミス(*'ω'*)>
総露光時間 115分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC