C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

おとめ座のペア銀河 NGC5850とNGC5846

これまで反射望遠鏡2台でコマコレクターMPCCを共用していて、遠征ではどちらか1台しか使えず不便だったため、新たにTSのMaxfieldコマコレクターを購入した。
国内だとMPCCやSkywatcher,Paracoreに限られるので、ドイツのTS社カタログで調べ、天文サイトCloudynightでの性能比較レポ記事などを参考に最終的にMaxFieldとした。注文から約1週間で届き、最近の円高の影響もあって送料含めてもMPCCの国内価格より安い。ただ0.95倍なので主鏡位置変更が必要で改造にちょっと手間がかかった。
このMaxFieldを使っての最初の撮影対象がNGC5850とNGC5846のペアとなった。写真左のNGC5850は典型的な棒渦巻銀河で、銀河中心から棒が伸びてその先に渦巻腕が続いている。写真右の黄銅色の楕円銀河NGC5846とは重力の作用し合う距離にあり、渦巻腕が幾分乱れているとあった。

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撮影日時 : 202.04.27 & 29  撮影場所 : 茶臼山面の木駐車場
機材 : 25cm反射(F4,1000mm) + MaxFieldコマコレ + QHY178MMカメラ + Baader LRGBフィルター
   EQ6Pro + ASI174MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃ 
           L : 1bin 10分×10枚 , RGB : 2bin 各5分×3枚 総露光時間145分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC