C#7の星空周遊

愛知県の山とベランダで星空撮影

強風にもめげずSh2-239星雲

機材セット前に反射鏡筒Ginji150の光軸をチェックしたら酷くズレていた。斜鏡の押しねじネジが緩んでいて斜鏡は角度だけでく回転ズレも起こしていた。暗闇の中での回転ズレ修正は厄介この上ない。1時間以上ロスしてしまった。ネジゆるみは滅多に起こさないので事前チェックを抜いてしまったのがいけない。
光軸修正が終わってヤレヤレと機材セットをしていたら、今度はCCDカメラとコマコレクターを接続するアダプターを持ってきていない事に気づいた。デジ一眼に変更して撮影はやれたものの抜かってばかりで良くない。
撮影直後から風が強くなり、風がビュビューーと来る度に鏡筒はあおられた。画像を見ると明るい星は流れたように写っていた。そのまま撮り続けたものの、風であおられて使えなくなった画像が続出し、3時間強の撮影も結局はまともな画像は43%となり、たった1.5時間露光となってガックリ。こげ茶の分子雲の中心にある薄い赤色の星雲がそのSh2-239なのだが何とも冴えない。ハッブル望遠鏡で撮った写真では迫力ある赤いガスの噴出したような流れが見られるが、この写真ではカケラも見られない。

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撮影日時 : 2018.11.29 PM19:40~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材       : Ginji150(F4,600mm)+MPCC+Cano KissX6i(HEUIB)
                EQ6Pro + QHY5-ii + PHD1 (APTディザリング)
撮影条件 : ISP3200, 3分×28枚 総露光時間88分
       65枚撮影して37枚NG!! (>_<)
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC