うお座のメシエ天体は馴染みが無かったものの、M74は意外と大きく写る銀河だと分かって狙ってみた。どの銀河を撮るかステラナビのPGC画像を表示させ、写野サイズと比較する事で撮影した時のイメージがすぐ分かるので重宝している。このPGCアイコンは星雲・星団メニューの中にある。
このM74の特徴を調べたら、メシエ天体中の銀河では表面輝度が2番目に低いとなっていた。観望では大きい割に暗くて見え難いらしいが、実視してみないことには分からないので一度観望してみよう。M74は5~6個で構成された銀河群のメンバーで地球からは3200万光年とあった。メンバーには「極リング銀河」と言う呼び名の特異銀河NGC660があり、ひねくれた変わった形の銀河だ。
撮影日時 : 2019.10.31 20:15~ 撮影場所 : 茶臼山面の木
機材 : FC100+FC35 (F5.2, 528mm) + QHY178M + Baader LRGBフィルター
EQ6Pro + ASI120MM + PHD1
撮影条件 : カメラ冷却温度-20℃, gain=5, offset=270
L : 1B 10分×8枚、RGB : 2B 各5分×3枚 総露光時間125分
画像処理 : ステライメージ8, Photoshop CC